～過去・現在・未来～
山梨県は、宝飾品の出荷額が全国シェア1/3を占め、日本一を誇ります。古くは良質の水晶の産地として始まり、山梨県のジュエリー産業はこの水晶工芸の後に、貴金属工芸とともに発展してきました。水晶工芸においては京都、飾りにおいては江戸の影響を受け、その後、山梨県独自の文化として生成されました。
そして現在のジュエリー産業は大量生産・大量消費の時代に移り変わり生産効率の良い鋳造法・プレス法等が多く開発され、同均質・同品質の商品が大量生産可能となりました。これにより市場も発展し、誰もがジュエリーに触れ合える環境となりました。反面、量産規格に見合わない昔ながらの伝統技術は、その技術継承も含め会得するのに時間が必要な為、減少・衰退傾向にあります。
当社では、出来るだけ機械化せず、ひとつひとつ手創りにこだわり、今少なくなりつつある伝統技術を用いた模様や風貌など、手創りならではのものづくりに取り組んでおります。さらには、伝統技術を守りながら、時代とともに変化していく美しさや楽しさを取り入れた、これからの新しいジュエリーを生み出していきます。
